前回で組み立てがほとんど完了してるので、今回は塗装。
塗装といっても、目標が「簡単フィニッシュ」なので「最小の作業で最大限の効果」を目指していきます。笑
前回組み付けられなかった「内火艇」とか「カッター(ボートみたいなの)」を取り付けていきます。
今回は説明書通りに、旧ランナーのパーツを組み付けてみました。
本来なら「1/700 小型艦兵装セット」のランナーから組み付ければよかったんですが、このボート類を固定する支柱用の穴が船体に開いてるし、「1/700 小型艦兵装セット」のパーツを使うと支柱用の穴の間隔が合わなくて別に工作が必要になるので今回は断念しました。
穴埋めたりする工作も拘らなければ簡単なので、またの機会にご紹介しますね。
これで組み立て完了!
すでにアンテナや内火艇などがくっついてて手で持つと壊しちゃいそうだし、後からスプレーを使ったりもするので平たい木の板に仮固定して持ち手を作っておきます。
こういう時、ウォーターラインシリーズは艦底が平面なのでラクチンです。笑
さて、今回塗装に使う色は2色のみ!しかも黒と白!!笑
塗料は筆塗りに特化してる「シタデルカラー」の「シタデルベースカラー アバドンブラック(黒)」と「シタデルベースカラー セラマイトホワイト(白)」を使ってみました。
ちょっとしか塗らないので、塗料はエナメルでもアクリルでもラッカーでもなんでもいいんですが、「白」だけは隠ぺい力がハンパない「シタデルベースカラー セラマイトホワイト」がオススメ。
だって、筆塗りでほとんど1回塗りでキメれるんだもん。笑
あんまり知られてない「シタデルカラー」ですが、使い方はとっても簡単で、アクリル水彩絵の具と似たような感じです。
陶器や金属のパレットにビンから塗料をちょっとだけ取って、
水(水道水でOK)で薄めながら塗りやすい濃度に薄めて使います。
必ず薄めないといけないわけでもなくて、原液~2倍希釈までが目安でしょうか。
ちなみに薄めすぎると、プラの表面に弾かれちゃって塗れないので気をつけましょうね。笑
で、塗るとこんな感じ。
今回、黒を塗るのは煙突のてっぺんと、
砲口部分のみ。笑
この砲口部分の塗装、塗らなくてもOKですが、あとから意外と気になる部分なので、私的には推奨。笑
・・・う~ん、黒だとちょっと濃かったかな。笑
あ、そうそう、「シタデルカラー」は完全水性塗料なので、臭いもないし、筆も水道水で洗えます。
ただ、乾きが早いので筆の根元で固まってくると水でキレイに落とすのは難しいかもしれません。
そこで登場するのが「ブラシエイド」。笑
アクリルもラッカーもエナメルもグリスだって落とせる万能筆洗い液なのです。
使い方も、ビンに筆つっこんでビン底で擦るだけ。
落ちにくい時はちょっと漬けておいて、ティッシュなどでふき取ると綺麗に落ちます。
溶かして落とす、というよりは、剥がして落とすという方法なので、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、筆塗り派の方は1個持っててもいいんじゃないかと思います。
ちなみに使ってると液が汚れてきますが
「洗浄液の半分が塗料とかに入れ替わっても洗浄能力は落ちません!(メーカーさん談)」
だそうなので、気にしなくてもいい感じです。
あと、安い筆でもこれで洗うと、毛先が柔らかくなって「ちょっと良さげな筆」な感じに変身します。笑
実はここが一番オススメなので、是非お試しあれ。笑
というわけで、便乗商品宣伝のコーナーでした。笑
気を取り直して続きです。
黒を塗ったら、同様に白い部分も塗っていきます。
塗る部分は、「砲身基部」「内火艇などの上面」「煙突の白帯」です。
ちょっと細かい塗りになりますが、雰囲気さえでてたらOKだと思いますので、頑張りましょう。笑
そう、今回、なぜ「シタデルベースカラー セラマイトホワイト(白)」をチョイスしたかというと、
「こんな細かいトコを2回も3回も塗るのイヤ!」
だからです。笑
黒も白も塗ったら、伝家の宝刀「プライマーZ クリア」でオーバーコート。
実は本来の使い方からは外れてるんですが、GSIクレオスの「つや消しクリヤー」や「つや消しトップコート」よりキメも細かいし、マット具合も自然なのでオーバーコートに使ってみました。
「え~・・・コレ、高いヤツじゃん・・・。」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、あの価格だけにかなり入ってますから、なかなか無くならない・・・ハズです。笑
ただ、駆逐艦だけ作るなら、かなりの数を作れると思いますよ!笑
オーバーコート後はこんな感じ。
今回はこの後にもうひと手間かけますが、ここで完成!でもいいかしれないですね~。
さすがに写真じゃわかりにくいな~・・・。涙
オーバーコートが終わったら、最後の工程が待ってるんですが、「プライマーZ クリア」が乾くまで「1/700 小型艦兵装セット」のランナーに付いてる航空機を組み立ててみたり。笑
左から「零式小型水上偵察機」、「晴嵐(せいらん)」、「二式水戦(にしきすいせん)」。
いずれもフロートは別パーツ!という変態構成。笑
特に「二式水戦(にしきすいせん)」のサブフロートの取付けは老眼初心者には辛い・・・こんな時間潰しをしなければよかった・・・。涙
そんな事思ってたら、案の定、「強風」のサブフロートがどっかに行っちゃうし・・・。
捜索したんですが、切り飛ばしたランナーの破片よりも小さい部品なので、発見ならず・・・。涙
さて、最後の工程はエナメル塗料で「ウォッシング」です。
「プライマーZ クリア」でエエ感じのマット具合になってるんで、そこで終わりにしてもいいとは思うんですが、塗装してない分、色目が明るい感じもするので「ウォッシング」で暗めにしてみたいと思います。
本来ならエナメル塗料を超薄めて「ウォッシング」用に調整するんですが、今回は手抜きの意味もこめて、ある程度薄くなってる「タミヤ スミいれ塗料ブラック」を使ってみました。笑
もとから薄くなってるので、「エナメル溶剤」をちょっと足すだけで出来上がり!笑
よく、
「どれくらい薄くすればいいんですか?」
と聞かれるんですが・・・これがとっても難しい!笑
元の塗料の濃度もあるし、各人の好みもあるしで、一概には言えないんです・・・きっと私の好みの濃度じゃ「濃いわ!」って思う方も「え~薄くね?」って思う方もいらっしゃるように思うのです。
なので、必ずランナー(番号や刻印部分がオススメ)かなんかに塗ってみて、濃度や乾いたときの色の濃さを確認してから本番に挑みましょう!
あとは出来上がった「ウォッシング用塗料」を、ちょっと大きめの平筆でジャブジャブを塗っていくだけです。
この時に塗りムラとかは気にしないでOK!
ただ、塗料がジャブジャブなので一ヶ所に溜まらないようには気をつけましょう。
塗料が溜まってたら筆で伸ばしてやれば大丈夫。
本来の「ウォッシング」は塗料が乾いてからふき取るんですが、今回はふき取り無しでいきます。
エナメル塗料が乾いたら、塗膜保護の効果も狙って再度「プライマーZ クリア」でオーバーコート。
「プライマーZ クリア」が乾いたら、ついに・・・
「タミヤ 1/700WL 駆逐艦 初雪」の完成で~す!
ちょっとの筆塗りと缶スプレーの塗装でだいぶエエ感じになったと思うんですが、どうでしょう?
後部の旭日旗は専用のデカールが付いてるんですが、ちょっと貼りにくいと思うので今回は省略。
これも機会を見つけて私なりの方法をご紹介したいと思います。
あ、あと、艦舷に貼る「艦名デカール」もちゃんと同梱されてるんですが、こちらは単に貼り忘れです・・・ごめんなさい。涙
というわけで、「タミヤ 1/700WL 駆逐艦 初雪」の簡単フィニッシュ製作レビューはこれで終了!
いろいろやりましたが、どの工程で止めてもおかしくないし、逆にもっとちゃんと塗装したり、もっとスゴいディティールアップしてもいいし、と思います。
なので、たまには艦船模型を作ってみてください。笑
私的には、是非「5~6隻ならべて水雷艦隊」を編成してほしいですね!笑
こちらの艦は店頭にて展示中ですので、よかったらどんな感じになったのか見に来てくださいね。
・・・ちょっと係留中に事故にあいまして、一部の艤装が破損してますが気にしないでね。笑
またのご来店をお待ちしております。
コメント
こんにちは。はじめまして。
初雪を作ってみました1の方も拝見させていただきました。
やっぱ駆逐艦は最高ですね。
ついでに1番好きな駆逐艦は艦これも実物も初雪です。
僕も作ってみようかなと思います。
>でんさん
コメントありがとうございます。
返信が遅くなってしまって、誠に申し訳ありません。
拙いレビューですが、参考になれば幸いです。
艦船模型も凝りすぎなければ、意外と簡単なので是非挑戦してみてくださいね!
サクサクと素組みで作って、艦隊を揃える、というのも楽しいと思います。
またのご来店をお待ちしております。