ディスプレイスタンドを作ってみました。~その1~

サンプルやら、自分で作ったキットやらを店頭に展示するときに「ディスプレイスタンド」を使用する場合がよくあるんですが、その時は毎回市販の「アクションベース(バンダイ)」とか「フライングベース(コトブキヤ)」とかを使ったり。
ですが、意外に費用がかさんできたり、思った形にディスプレイできなかったり(人型機動兵器以外は特に)するので、そういう場合はあんまり凝ったもんじゃないんですが「自作ディスプレイスタンド」を作ってます。

最近は市販品に頼りきりだったし、「これって、どうやって作るんですか?」と聞かれることもあるので、(ちょっと恥ずかしいですが)「簡単な自作スタンド」の作り方を紹介してみました!笑

凝りだすと、いろいろ思いつくんですが、それをやると「市販品の方が安いし、手間もかからないですよね・・・。」ってなるので、今回はシンプルなやつで。笑

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

ベースとなるのは、こんな感じの木材の切り残し。
よくコーナンとかホームセンターで、夏休みの工作用とか木工細工用と銘打って、袋に入って100円くらいで売られてるやつね。
厚みは好みですが、ある程度厚みがないと支柱を立てにくいので、そのあたりを考慮して選びましょう。
ちなみに、あんまりいい木だと加工が面倒だったり、気を使うので気を付けましょう。笑
あ、そうそう、「バルサ」っていうも木材ですが、柔らかすぎて今回のようには使えないので気をつけてくださいね。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

あとは、支柱になる「3mm径のしんちゅう丸棒」と「金属用やすり」、「3mm径のドリル」を用意します。
写真には写ってないんですが、上記以外に、「瞬間接着剤」と「ペンチ(ワイヤカッター付)」を使います。

「3mm径のしんちゅう丸棒」っていうのは、ホームセンターの金属部品売り場に行けば大概あると思います。
あ、あと、今回使った「3mm径のドリル」は、タミヤのミニ四駆ツールセットに入ってたやつです。笑

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

それでは、いよいよ製作開始。

まずは鉛筆で木の板に対角線を引いて、中心を決めます。
この時、力強くガリガリ線を引くと、線の跡が残ってカッコわるいので優しく線を引いてくださいね。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

中心点に「3mm径のドリル」を使って穴を開けます。
この時、貫通しちゃってもいいんですが、出来れば板の厚さの3分の2くらいの深さで止められれば上出来です。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

穴が開いたら、消しゴムで鉛筆の線を消します。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

次は「ペンチ」を使って「3mm径のしんちゅう丸棒」を切断します。
「ペンチ」についてる「刃の部分(ワイヤカッター)」を使って、丸棒を回しながら写真のようにキズを付けていきます。
キズがある程度の深さになったら、手でポキンッって折りましょう。
キズが浅いと、折れずにしんちゅう棒が曲がっていくので気を付けましょう。笑

そのまま「ペンチ」で押し切ってもいいんですが、今回みたいな3mm径くらいの金属線になると無用に力をいれなくちゃいけない場合もあって危ないですから無理しない程度に。

「ペンチ」じゃなくて「ワイヤーカッター」があれば、それで切っちゃうのが早道ですけどね。笑
ちなみに長さはディスプレイしたいキットにあわせて決めればOKです。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

ポキンッって折った時の切断面はこんな感じ。
このままだとキットを傷つけたり、さっき木材に開けた穴に入れづらかったりするので、「金属用やすり」で丸めておきましょう。
あ!間違っても「プラモデル用やすり」は使っちゃダメですよ!笑

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

こんな感じになれば大体OK。
しんちゅう棒は比較的柔らかいので、すぐに丸くなってくれると思います。
同じようにもう一方の端も丸めておきましょう。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

あとは「3mm径のしんちゅう丸棒」を、瞬間接着剤で穴に接着すれば完成です!

ちょっとシンプルすぎる気もしますが、意外と使えるんですよ。

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

LBX Σオービス」を載せてみるとこんな感じ。
LBXをディスプレイするにはちょっと支柱が長かったかな?笑

自作スタンド プラモデル 文具とプラモの店 タギミ

HG 1/144 M1アストレイ」をディスプレイするとこんな感じ。

板きれ一枚と金属棒1本ですが、1/144スケールの人型機動兵器くらいなら大丈夫なはず。
LBX Σオービス」を載せてもグラグラしないですよ。
ただ、こないだ作った「HGUC 1/144 リゼルC型 ディフェンサーbユニット ゼネラル・レビル配備機」くらいの大物になってくるとちょっと不安かな。笑

とりあえず一番簡単なのを紹介してみましたが、次回はコレを使ってもうちょっと凝ってみようかと思います。

不明な点とかがあれば、気軽に聞いてくださいね。

またのご来店をお待ちしております。

 

コメント

  1. ダンボール戦記オタク より:

    し、シグマオービスのケツに刺しても、
    グラグラしないだと・・・・・!?
    ・・・便利過ぎだろ!!(驚愕)

    たしかに、アクションベースじゃかなり非力なんだよな・・・・・・

    ありがとうございます。参考になりました!

    • 店長 より:

      >ダンボール戦記オタクさん

      コメントありがとうございます。

      参考になってなにより。
      でも、「アクションベース」でも大丈夫だと思うんだけどな~・・・ボルトとかストッパーとかちゃんと閉めてます?でも、やっぱりちょっと重いかな?
      あ、「LBX Σオービス」をディスプレイする目的でスタンドを作るんだったら、支柱をもうちょっと低くして、今回紹介した木の板よりもうちょっとだけ大きめの板を使った方が安心だと思いますよ。

      またのご来店をお待ちしております。

  2. ご近所さん より:

    いつも楽しく読ませてもらってます。
    今回のスタンド編いいですね!
    確かにアクションベースなんかを毎回買ってると費用が・・・
    応用編楽しみにしています^^

    • 店長 より:

      >ご近所さん

      コメントありがとうございます。

      喜んでいただいてなによりです。
      応用編・・・ていっても、そんなに応用してないので、あんまり期待しないでくださいね。笑
      浮かせて展示するだけなら・・・という感じのスタンドなので、用途に応じて挑戦してみてくださいね。

      またのご来店をお待ちしております。

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